最終-4章

千春との初夜を迎えてから数日後。俺たちは、いつものように男子寮の居間に集合していた。

翔平「ん……? なんだキヨフミ。入ってくるなり暗いぞぉ?」

清文「まぁ、ちょっとね……。色々調べてたら、なんか疲れちゃって」

耕太郎「……キヨフミの顔を見るに、ただごとじゃなさそうだな。どうした?話してみろ」

清文「最近、男子生徒がどんどん居なくなってるんだ」

耕太郎「で、なんかわかったのか?」

清文「それがもうさっぱり。でもわかるのは、男子寮の生徒も何人か居なくなってるってこと……」

美琴「……そういえば、今日は集まりが悪いなとは思ってたんだ」

ざっと見回しても、俺達の他にはパラパラと暇そうにしてるやつが居るだけだ。

いつもならうるさく変な日本語をいれこんでくる、ボブの姿もない。

清文「このまま人数が減ると、メイド喫茶みたいな大規模な出店は出来そうにないね……」

なんだかなぁ……。

俺もある意味、男子が居なくなるっていう理由で、沈んでいた。

誰しも、やる気を出していたことが急に頓挫することになってしまったら、つらいものだ。

美琴「はぁ……」

なんとなく身体にだるさを感じて、俺は大きく息を吐いた。

??「はぁはぁ……! み、美琴居る……?」

ん、誰だ……? って、あれは……!

翔平「むっほぉぉう! な、なんとメイド服の小春たんがぁぁ! って、なんでミコト探してんの?」

清文「あれ……。そんなはずは……」

美琴「ん、どうしたんだ? 清文」

清文「あ、いや……」

清文は困ったような顔をして、俺にそっと耳打ちした。

清文「(小春は、その男子失踪事件の中でも一番最初に居なくなっちゃってるんだよ……。だから、ここに来るのがなんか腑に落ちなくて)」

小春?「あっ、美琴……! ちょうどいいわ……じゃなくて、ちょうどいいっ! ちょっとこっち来て!」

美琴「うわっ、お、おい。いきなり手を引っ張るなよ」

翔平「おいおい小春ぅ! ミコトを連れてどこ行こうってんだよぉ? 自分らも混ぜろってばぁ!」

翔平「んでんで、あわよくばその胸に入れたパッドの調整でもしてあげるからさぁ……」

小春?「うるせぇ、それ以上ごちゃごちゃぬかすとケツの穴縫い合わせるぞ」

翔平「はひぃぃ! そっ、それだけはご勘弁をぉぉ!」

小春?「ほら何してるの? 早く行くよっ」

考えている間に、おもむろに手を引かれる。

美琴「んあっ。わ、わかったよ。行けばいいんだろ? じゃあ皆、俺はちょっと席外すから」

翔平「ガクブルガクブル……」

耕太郎「……」

清文「やっぱりなんか引っかかる……」

別に返事を待つ必要性を感じなかった俺は、小春(?)と一緒に男子寮を出た。

俺は小春(?)に手を引かれて、着々と文化祭の準備が進められている学園内を歩いていた。

小春?「……着いた」

美琴「おいおい、まじかよ……。着いたって、ここ……」

たどり着いたのは学園の外れにある、ほとんど誰も使わないような女子トイレだった。

どう考えてもおかしいだろ……。

俺たちは男子なのに、なんで女子トイレに来る必要があるんだ……?

そりゃ、千春ならまだしも……。

え……千春……?

そうだ。目の前に居るこいつが千春だとしたら、幾分か辻褄が合うんじゃないか……?

美琴「もしかして、お前……千春、なのか?」

小春?「はぁ、やっと気付いたんだ……。気付くのが遅いわよ、彼氏のクセに」

美琴「おま……やっぱり千春だったのか。で、なんでそんな格好を……」

千春「それはちゃんと話すから、ちょっとこっち来て」

千春はそう言って、再び俺の手を引いた。

そして連れて行かれた先は……女子トイレの、個室だった。

美琴「っておい! 俺がこんなとこ入ったらマズイだろ……」

千春「今はそんなこと言ってられないの。それに、ここなら誰にも話を聞かれないだろうし……」

美琴「なんだ……? 聞かれちゃいけない話でもあんのか?」

俺は千春の言葉にただならぬものを感じて、真剣にそう聞き返した。

千春「……うん。なんかワタシ、最近つけられてるみたいなの……」

美琴「つけられてるって……ストーカーみたいな感じか? なんでそんなこと、俺に話してくれなかったんだよ」

美琴「言ってくれたら、俺が何とかするのに……」

千春「でも、実際の被害は今のとこなかったし……なんていうか、話すのが怖かったから」

美琴「じゃあ、これからは俺がそばに居る。その方が安心だろ?」

千春「それはそうだけど……。美琴には迷惑かけられないしさ」

千春「それに、甘く見ないでよね? ワタシだって、そこまで弱くないんだから、変態の1人や2人なんてことないって」

美琴「ははは……。そうだよな」

千春なら本当にそれが出来てしまいそうだから、妙に頼もしく感じてしまう。

美琴「ここで話したかった事情はわかった。んで、その服を着てる理由ってのは?」

千春「あ、これ……? えっと、これは襲うなら普段の可憐なワタシだろうし、小春の格好みたくしてれば変態連中もどっか行くかなーって」

美琴「いや、それどう考えても逆効果だろ……」

千春「ふぇ? どうして?」

こんな狭い個室でふたりきりとあれば、男が次に取る行動はただ1つ。

千春「みっ、美琴っ? なんでこんなとこでおっきくしちゃってんの!?」

千春は驚いたような表情で、俺の股間部分を指さした。

その指さした先は、すでに苦しそうにテントを張ってもがいている俺のイチモツ。

美琴「つまり、俺にも逆効果だったって証明されちまったわけだよ」

俺は千春の背後から、太ももに腕を入れて抱き上げる。千春の身体は軽く、持ち上げるのに大した腕力は必要なかった。

いわゆる、駅弁だ。

この体勢なら、千春のパンツが丸見えだ。

ピンクの下地に黒のレース。妙に大人っぽい選択だと思う。

美琴「へぇ、可愛い下着じゃん」

千春「そっ、そんなじっくり見ないでよ……!」

千春の吐息が、俺の顔にかかった。俺はたまらなくなって、顔を近づける。

千春「ち、ちょ……! 美琴っ……何するの!?」

千春は左の目でちらりと俺の顔を見て、そう言った。

始めるのに、合図はいらない。俺は無言で千春の唇を塞ぐ。

半ば強引に、だけど乱暴にならないよう俺は彼女の唇を味わう。

千春「んっ、んんっ……! なんでいきなりキスなんか……あと、恥ずかしいから降ろしてくれない?」

相当恥ずかしいのだろう。彼女の耳は真っ赤に紅潮している。

千春の髪からは、甘いシャンプーの香りが鼻をくすぐる。

美琴「どうして?」

千春「ど、どうしてって……そりゃ、この格好恥ずかしいし、エッチなら別に部屋でも出来るじゃない……」

千春は大きく開いている自分の股を見ながら、声を震わせた。

美琴「じゃあ、ここでおあずけか?」

ここでやめてしまうのは、すごくもったいない気がする。何よりも、このシチュエーションを楽しみたかった。

千春「……だって、誰か来たらどうするのよ」

美琴「来やしないって。最初にそう言ったのは、千春の方だろ?」

千春「うっ……確かにそうだけど。それでも、やっぱり気になるし……」

千春はそう言いながら、見えるはずのないトイレの入口の方に目をやった。

美琴「心配することねぇって。声を出さなきゃばれないさ」

千春「そんなの……先に進んだら声が出ちゃうに決まってるじゃない」

美琴「その時は、またこうやって俺が塞いでやるよ」

千春「塞ぐって……んっ、んぐ……」

俺は再度、千春の唇を奪った。

少し強めの鼻息が顔にかかって、くすぐったい。

千春「ま、またいきなりキスして……というか、さっきのがファーストキス、だよね?」

美琴「そういえば……そうだったっけ?」

確か、前エッチした時はキス……してなかった、ような?

あの時は夢中だったから、記憶が曖昧だ。

千春「そうだっけ、じゃなくてっ。そうなんだってば……」

美琴「すまん……」

千春「そっ、そんなに落ち込まなくても……。ほら、ちょっとファーストキスにしてはムードがなかったかなーって思っただけ」

千春「……もうっ、なにらしくない顔してんのよ。こういうのもまぁ、ワタシたちらしくていいかなって思うしさ……それに」

美琴「それに……? んっ……!?」

今度は、千春がおもむろに俺の唇を塞いだ。

千春「ちゅ……んっ、んん……はぁぁ。いつキスしたかなんて、こうやって何回も数を重ねていけば埋もれちゃうよ」

美琴「はは……。それもそうかもな」

千春「でも、この罪は重いからどっかで償うこと。いいわね?」

美琴「やっぱりそうなるんすね」

千春「ふふっ、当たり前でしょ?」

千春は勝ち誇ったように、悪戯っぽく鼻を鳴らした。

美琴「じゃあ、最初の償いとしてはやっぱり千春を気持よくしてやらないとな……」

そう言って俺は千春を抱えたまま、スジにそってうっすらと染みが浮き出しているパンツを脱がしてやる。

こんなに濡らすなんて、やっぱり期待してたんじゃないか。

千春「ふぇ……!? なんでそこで脱がす流れになるのよ?」

美琴「だって穿いたまんまじゃ、せっかくの可愛いパンツが汚れて駄目になるだろ?」

千春「それはそうだけど……って、そういう意味じゃないってばっ」

美琴「じゃあ、どういう意味なんだ?」

千春「どういう意味って、さっきから言ってるじゃない……」

美琴「ここじゃ恥ずかしいってやつ? でも千春のアソコ、こんなに濡れてるじゃないか」

言いながら、俺は千春の秘部を顎でしゃくった。

千春「そっ、それはちょっと……」

美琴「ちょっと、なんだ?」

千春「……おしっこ、まだしてなかったから。さっきのはずみで、その……ちょっと出ちゃって」

美琴「俺にはそう見えないけどな」

千春の恥部は粘性のある液体で覆われていて、艶かしいピンク色の輝きを放っている。

美琴「おまけに、こんなに物欲しそうにヒクヒクさせちゃってさ」

千春「ひゃぅ……だから、そんなの実況しなくてもいいってばぁ……」

俺の言葉に千春は身体をピクンと跳ねさせた。千春はもう、首まで赤くさせている。

千春の羞恥心は、そろそろ限界に達しているのかもしれない。

千春「み、美琴の部屋で……オナニー、した時は……こんなに恥ずかしくなかったのに……いぃん」

千春「や、やっぱり……人が来ちゃうかもって、んっ……思ったら、ドキドキしちゃって……」

だったら……。そのたがを外したら、どうなるのかが気になった。

俺は右手を千春のま◯こに伸ばし、ゆっくりとそのスジを縦になぞった。

千春「ひゃっ……あぁっ! いきなり触られた……らっ、んんっ……!」

指が入り口に触れた瞬間、千春は押し殺したような声を上げた。

ねっとりとした、温かな液体が指に絡みつくのを感じる。千春の膣口は熱っぽく、俺の指にそって自在に形を変えた。

美琴「ほら、見てみろよ。これってどう見ても愛液だろ?」

千春「ち、違うって……言ってるじゃない」

彼女は、あくまで否定する。だけど、指先のそれが挿入のための潤滑油であることは疑いようもなかった。

美琴「ま、違うとしてもこうしてればその内本当になるだろ?」

俺は愛撫を再開した。慈しむように、上へ下へ千春の秘部をいじってやる。

千春「あぁっ……! く、くすぐったくて……うぅっ。なんか、焦らされてる、みたい……」

千春はふるふると腰を震わせる。彼女の身体を支えている腕から、その振動が伝わってきた。

千春「あぁっ……! なんか、身体があつ、いよ……」

押し寄せる快感を我慢するように、千春は顔をしかめている。

そのつらそうな表情を見ると、もっといじめてやりたくなる。

美琴「愛液、またいっぱい出てきたぞ。やっぱり、感じてるんだろ……?」

千春「だって……そんなにいやらしく触られたらっ……! 感じちゃうに、決まってるじゃない……んんっ」

徐々に、千春の声に艶がかってきた。千春の呼吸は荒く、メイド服の上からでも胸が大きく上下しているのがわかる。

服のボタンを外してその胸を露わにしたかったが、この体勢では厳しいだろう。

美琴「千春のここ、もうびちょびちょじゃないか」

千春「んんっ……そ、そんなの……言わないでよ……」

千春の入り口は、すっかり濡れそぼっていた。

膣から溢れた愛液はおそらく、大陰唇を通って肛門まで到達しているはずだ。

千春「あぁう……さっきからずっと触られてるからっ、ワタシのアソコ……ピリピリしてきてるしっ……」

よく見ると、千春の勃起した乳首がうっすらと服の上から浮き出ていた。ということは、クリトリスも同様に硬くなっているんだろうと思う。

そろそろ指を挿れてもいいだろう……。

表面をなぞっていた指を、ゆっくりと膣内へ挿入していった。俺の指が、千春の温かな蜜壺に吸い込まれていく。

千春「あぁうっ……! 指が……膣内に、入ってっ……いぃん」

指が奥へ奥へ進入するごとに、千春は身体をピクピクと震わせる。

とろとろに蕩けた千春の膣内は、俺の指をすんなりと受け入れてくれた。

美琴「やっぱり、動かしたほうが気持ちいいよな?」

奥まで到達した指で、肉壁をこすり上げる。

千春「ひぁっ……あっ、あぁぁ……! はぁ、はぁ……なかで、指にかき回されてっ、すごい……」

千春の膣内は、まるで悦んでいるようにきゅうきゅうと俺の指を締め付けてくる。

愛液の量は先程よりも増えていて、くちゅくちゅといった卑猥な水音が耳に届く。

千春「ひゃうっ……わ、ワタシの、アソコ……すごく、イヤラシイ音してる……!」

出し入れを繰り返すたびに愛液が膣外へと吐き出されて、トイレの床に滴るのが見えた。

美琴「すごいな……。千春のま◯こ、指がふやけそうなくらい濡れてるよ」

千春「だ、だって……気持ちいからっ……美琴に触られてたら、感じ……ちゃうのっ」

千春「はぁ、あぁっ……! もう、人が来るのとか、どうでもいいや……もっと、気持よくして……?」

美琴「あぁ、わかってる」

そう言って俺は、指を動かすスピードを速めた。膣の内側を、念入りにいじり倒す。

千春「ひぅっ!? あっ、あぁぁぁぁっ……! あっ、あっ……! ワタシのおま◯こ、美琴の指でおかしくなっちゃうよぉ……」

言いながら、千春は俺の指の動きに合わせて腰を動かし始めた。

千春「んっ、んん……! もっと、もっと奥がいいの……あっ、あっ……!」

自ら快感を追い求めるその姿は、先ほどの嫌がっていた千春とは全く違う。

自分で腰を動かし、自身の感じるスポットに俺の指を誘導しているよう。

千春「いやっ……あぁっ! ワタシのおま◯こ……すごい、クチュクチュいってる……!」

千春「身体……熱くなって、なんか、ぼうっとして……きた」

美琴「千春のま◯こぴくぴくしてるし、かなり感じてるんじゃないのか?」

千春「うん……気持ちよすぎて、あぁっ……! 頭のなか、真っ白になっちゃうよぉぉ……」

千春は蕩け顔で、甘い声を出した。

口元はだらしなく開かれており、唇の端から唾液がつうっと糸を引いている。

段々と腕に疲れを感じてきが、そんなことは気にせず俺は千春の膣内をかき回す。

千春「あっあっあっ……! あぁぁっ! ぐちゃぐちゃにされて……気持よくてっ! ワタシ、もうイッちゃいそうっ……!」

千春はとぎれとぎれに、辛そうな声を上げる。

美琴「じゃあ、しっかりイかせてやらないとな」

俺は空いている左手で千春の勃起したクリトリスを探り、軽くつまんでやる。

千春「ひゃあぁっ……! そこはっ……ちょっと、刺激が強すぎるよぉ……! はぁ、んっ、いぃん……!」

肉芽を摘んだ瞬間、彼女は大きく腰を前に反らした。千春の脚は、快感に打ち震えるようにガクガクと痙攣している。

聞こえてくるのは俺たち二人の乱れた息遣いと、膣口から出る淫乱な水音……。

俺は、夢中で千春の熱い膣内をまんべんなく愛撫する。

千春「いっ、あ、あっ、あぁぁ! もっ、もうダメぇ……! がっ、我慢できできないよぉ……!」

千春「あっ、あぁ! い、イクっ、イッちゃうのぉぉぉぉ!!」

その瞬間、俺の指を包み込む千春の膣内が一気に収縮する。

同時に、今までにないほどに千春は激しく腰を痙攣させた。

千春「んんっ……! ダメ……力が抜けて、おしっこ……おしっこ出ちゃうっ……!」

愛液とは違う、温かな液体が俺の手にかかった。

俺は膣内から指を引き抜いて、千春を便器の方に向けてやる。

それと同時に、千春のワレメから黄金水が勢い良く噴出した。

尿はきれいな放物線を描いて、ジョボジョボと便器の中へ収まっていく。

千春「あうぅ……また、美琴におしっこするとこ、見られてる……」

千春「これじゃワタシ、変態おもらし女だよ……」

美琴「いいじゃないか。むしろ俺は、可愛いと思うけど」

美琴「千春が放尿するとこを見るのは二回目だけど、やっぱり女の子がおしっこするとこって興奮するし」

千春「はは……。美琴も、ワタシに負けず劣らずの変態だね」

千春は呆れたようにそう返してきた。

言っている間に、尿の勢いは段々と衰えてきている。

美琴「男が変態じゃないなんて、ありえないと思うけどな」

千春「確かに、そういうもんかもね」

美琴「あぁ、そういうもんだ」

そんなやりとりをしていると、千春のおしっこは止まっていた。

美琴「それじゃ、そろそろ俺の番かな」

千春「美琴の番って……もしかして」

美琴「お察しがよろしいようで。……さすがに、もう限界だしさ」

言いながら、俺はズボンのチャックを下ろすと、ガチガチに勃起した俺のペニスが顔を出した。

千春「ちょっと待ってよ……! おしっこしたばっかで、汚いし……」

美琴「汚くなんかないって。ほら、挿れるぞ……?」

左手でペニスの位置を調整しながら、俺は千春の蜜壺へ挿入していく。

千春「えっ、そんな……あぃっ、んんっ……!」

イッたばかりの千春の膣内は、愛液でとろとろに蕩けており、ズブズブと俺のペニスを内部へ招き入れてくれた。

美琴「千春の膣内、すごく熱いな……」

千春「はぁ、はぁ……おち◯ちんも、すごく熱い……」

千春のおま◯こはしきりにペニスを締め付けて、油断すれば一瞬で射精してしまいそうだ。

股間に意識を集中しすぎたせいかふっと一瞬、腕の力が抜けてしまい、千春の身体がストンと降下した。

千春「いっ……!? あぁぁぁっ! お、奥まで……いきなり挿れるのは、は、反則……!」

美琴「しっ、静かに……!」

千春「ふぇっ? んっ、ん〜!」

廊下の方から誰かがやってくる気配を察知して、瞬時に俺は千春の唇を塞いだ。

同時に、トイレの扉が開かれる音がした。

予感的中。千春の口を塞いでなかったら、声を聞かれていたかもしれない。

緊張で、身体が固くなる。

千春(んっ、んん……!?)

千春は突然の侵入者に目を丸くした。

突然キスしたせいなのか、俺の肉棒が締め付けられる。軽くイッたのかもしれなかった。

俺は必死に、射精してしまわないようペニスに意識を集中した。

すまん、千春……もうちょっとだけ、静かにしててくれ。

靖子「うぅ〜、トイレトイレ……」

……この声、ヤスコちゃんか?

なんで職員トイレに行かずに、こっちに来るんだよ。

俺たちが入っている隣の個室で、扉の開閉音がする。

よりにもよって隣のかよ……!

靖子「危なかったぁ……」

隣から、ちょろちょろとおしっこの音が響いてくる。

少しでも動いたり、声を出したりすればバレてしまう。そんな際どい状況。

なのに俺のペニスは緊張感など物ともせず、依然千春の陰部を貫いている。

だけど、このまま動けないのはちょっとキツイな……。

千春(んふ……ちゅ、ぺろ……)

この静寂を先に破ったのは、千春の方だった。

千春は音を立てないようにゆっくりと、舌先を歯の隙間から口内へと忍び込ませてきた。

美琴(おい……なんで舌を入れてきてるんだよ)

千春(……らって、もったいらいじゃない……)

千春の舌は、まるで生き物のように俺の口の中をまさぐる。

いつバレるかわからない状態での、ディープキス……。それもまた、そそるものがあった。

俺はそっと、千春の舌を受け入れる。

互いが探りあうように、舌と舌を絡ませる。熱を帯びた舌同士が絡み合って、唾液を交換し、混ぜ合わせた。

千春(ぅん……ちゅ、ちゅう……した、あったかい……)

性器ほどとは言わないまでも、こそばゆいような快感が、脳をしびれさせる。

靖子「ふう、すっきりすっきり」

俺たちの懸念を知ってか知らずか、用を済ませたヤスコちゃんの脳天気な声が聞こえてくる。

靖子「む……? なんだか、変な音がしてるような……?」

まずい、気付かれた……?

そう思って舌の動きを止めようとするが、千春はなおも口撃を仕掛けてくる。

靖子「ま、いっか♪ お仕事戻んないと〜」

緊張も束の間。ヤスコちゃんは、そそくさとトイレから出て行った。

美琴「はあ……危なかった」

ヤスコちゃんの足音が遠ざかるのを待って、俺は一気に緊張を解いた。

口を離すと、二人の間には透明な糸が橋のようにかかっている。

千春「ふふ、ちょっとびっくりしたけど……さっきみたいなのも、悪くないかもね」

千春は悪戯っぽい笑顔を浮かべながら、そう言った。

美琴「バレたら最悪だけどな」

千春「その時は、こいつに無理やり手篭めにされましたーって言うから」

美琴「悪魔かよ……」

千春「ふふっ、じょーだんだってば」

美琴「お前が言うと、冗談に聞こえない……」

千春「ま、それはいいじゃない。……邪魔も居なくなったし、早く続きしよ?」

美琴「そうだな……」

潤んだ目で俺の顔を覗きこんでくる千春にそう応えて、再び口付けた。

千春「ん……ちゅっ、ちゅ……。れえ、そろそろ、動かひてもいいよ……?」

美琴「もとからそのつもり……」

俺は腕に力を込めて、千春の身体を上下に動かした。

千春「あうぅ……、おっきなおち◯ちん……ワタシのお腹の中で、ピクピクしてる……」

美琴「かなり我慢してたからな。いっぱい気持よくしてもらわないと」

千春「あぁぁ……うん、わかってる……沢山、ワタシを感じて、欲しいろ……」

ペニスを引き抜き、また奥まで挿入する。

そんな簡単な作業だけど、俺の欲望の象徴は止めどない快感を伝える。

千春「はぁ、はぁ……!もっと……キスしたい」

千春はそう言って、舌を口の中へ忍び込ませてきた。

千春「ちゅぷ、ぴちゃ、ジュル……こうひてるほうが……くちゅ、ちゅ……なんだか、好き……」

美琴「……俺もだ」

口と性器、二つの場所で俺たちは繋がっている。

唾液まみれになりながら、結合部は愛液で濡れながら、俺たちは互いを確認しあう。

千春「あぁぁ……こうしてるらけで、なんか……ちゅ、ん……とろけちゃいそう……」

千春「れろ、じゅ……ジュル。あふっ……前より、奥まで入ってきてるような、感じがすりゅ……」

千春「あっ、あぁんっ……何回も、コツ、コツって子宮に当たってぇ……頭が、しびれちゃうぅ……」

キスに気を取られていて気付かなかったが、奥まで突き上げる度、亀頭に何かがぶつかるような感覚があった。

美琴「確か、千春はここが感じるんだったよな……?」

千春「うん……そこがっ、気持ちいいろっ……もっと、激しく突いれ……あぁっ!」

俺は意識的に腰をグラインドさせ、深く突き上げるようにすると、先の方にコツンといった軽い衝撃を感じた。

膣の内壁でペニスの裏筋が擦れて、ビリビリとした快感がこみ上げてくる。

千春「ぃいんっ……! お腹のなかっ、お、おち◯ちんでゴリゴリ削れてぇ……かたひがっ、変わっちゃうよぉ……!」

千春は焦点の合わない目で、うわ言のように言葉を並べた。

千春の顔は相変わらず赤いが、それは羞恥というよりも官能ゆえだろう。

互いに息を乱し、唾液や汗、愛液をグチャグチャにかき混ぜながら、俺たちはひたすらに肉欲を求める。

美琴「だったらしっかり、千春のおま◯こに俺のち◯ぽの形を覚えこませてやらないとな」

千春「う、うん……! いっぱい、いっぱい……ワタシの膣内、にっ……おち◯ちんの形、味あわせてっ……!」

何度も何度も、深く。千春が降りてくる度に腰を突き上げた。

千春「ぁああぅっ……! しゅ、しゅごいっ……さっき、イっちゃった……ばかりなのにぃっ! また、おま◯こ気持ちよく、なってりゅっ……!」

千春が身体をくの字に曲げた瞬間、俺を包み込む膣の締りがキツくなる。

熱々になった俺の肉棒が、生き物のようにうねる千春の蜜壺に性を搾り取られそうな感覚に陥った。

美琴「うっ……そろそろ、いっちまいそうだ……」

千春「あぁぁぁっ……! ワタシもっ……限界、かもっ……あぁんっ!」

千春は額から汗をまき散らしながら、大きく喘いだ。

俺は性を解き放つため、スパートをかけるべく力強く腰を振り上げる。

千春「んんんんっ……!! はぁ、あぁっ……! あっ、あっ……! も、もうっ、ダメェっ……!!」

ペニスを最奥まで突き上げると、千春はぎゅうっと身体を縮こまらせた。

剛直を咥えこんでいる膣肉に締めあげられ、俺のペニスの先端へ一気に性が送り込まれるのを感じる。

美琴「うっ、くっ……!」

溜め込んだ精液が放出され、目の前が真っ白になるような感覚。

その勢いはあまりに強く、まるで叩きつけるように精子が千春の子宮口へと射出される。

気を抜けば、腰が砕けてしまいそうだ。

千春「あぁぁぁぁぁ……。せーえきで、お腹の中、いっぱいになっちゃう……んん」

ペニスから吐き出された精液は、瞬く間に千春の膣内を満たしていく。

結合部からは、収まりきらなかったスペルマがごぽりと零れ出るのがわかった。

千春「はぁ、はぁ……。すごい、気持よかった……」

千春は恍惚とした表情で、そう言った。

じき吐精は止まり、静寂が戻ってくる。

千春「また、びっくりするぐらいザーメン出しちゃったね……」

言いながら、千春は結合部にちらりと目をやった。

美琴「だって、千春のなか、すごく気持ちよかったからさ……」

千春「ふふ……ワタシも、おち◯ちんすごく気持ちよかったよ……」

美琴「だって、何回もイッてたもんな」

千春「……もう、別にそれは言わなくていいじゃない」

ちょっと拗ねたように、千春は言う。そんな表情も、可愛いと思った。

美琴「なぁ、もうちょっとこうしてていいか……?」

千春「でも腕、疲れてるんじゃない?」

美琴「心配ご無用。千春の顔見てたら、そんなの気になんないから」

千春「強がり言っちゃって……ん、ちゅ……」

はにかんだように笑って、今度は千春からキスしてきた。

俺はそっと、それを受け入れる。

セックスしていた時のような激しいものではなく、それはまるで互いをねぎらっているかのような、やさしいキスだった。

ついばむようなキスをしながら、俺たちはチャイムが鳴るまで二人だけの甘い時間を過ごした。