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七王子学園生徒会の会長、二年生。

容姿端麗、成績優秀、運動神経バツグン。その上、ファンクラブができるほど女子生徒からの人気も高いという、絵に描いたような『パーフェクト女子』。

例年、生徒会役員の代替えは二年の秋ごろに行なわれるが、前年度の生徒会長が辞任を表明。学園始まって以来の異例、二年に進級したばかりの真由奈が会長に就くこととなった。そんな彼女に与えられた仕事は、学園の女子高等学校化計画の執行、そのために男子たちを寮から追い出すことだった。

七王子学園生徒会の副会長。二年生で、男子寮にいる西園小春とはふたごの姉。

会長の真由奈と同様、周りに対してはツンケンした物言いをするが、弟の小春だけには甘い。男子寮の住人のことは昔から知っているが、少しだけ距離を置いている。名家の長女であり、生まれた時から厳しい教育を受けてきた。しかし、学業・運動ともに弟の小春の方が優秀で、姉としての威厳が危機に曝されている。生徒会にも、学園の理事長である母に認めて欲しいという想いから入会したが、生徒会長のポストが真由奈に奪われてしまったため、どうにかして会長の座を奪えないものかと機会をうかがっている。

七王子学園生徒会の書記担当。会長である真由奈のお目付け役の二年生。

いつでも物事を一歩引いた視点で見ており、真由奈が暴走した時には、引き止め役を買って出る。実家は空手道場を開いており、名家である西園姉弟の家の防人も行なっている。流花子自身も、黒ベルトを保持する程度には荒事に強い。

同じ生徒会の志乃舞の家とは、守屋家から見ると分家にあたる。このため、志乃舞とは仲がよく、主従関係という間柄でもある。その穏やかな性格からは想像できないほど、腹黒いというウワサも。

七王子学園生徒会の会計担当。「サイレントキラー桐谷」の異名を持つ。

いつも眠気眼。どんな時でも、空気を読まずに寝てばかりいる残念美人。見た目によらず、わりと純粋な一面も持っていたり。

そんな志乃舞は、同じ生徒会に所属する流花子の空手道場からは分家にあたる空手家。流花子とは、幼なじみで主従関係。流花子の家の道場には中学まで通っており、当時は男女関係なく蹴散らし、同学年では流花子に次ぐ二番目に強かったという。しかし、いつも寝てばかりなので、異名通りの働きができるのかは謎である。

七王子学園生徒会の書記候補。一年生で、家庭科部に所属する。

生徒会のマスコット的な存在。まだ新入生であるにも関わらず、すでに男子の中に、多くのコアなファンをもつ。幼稚園の時から今まで、なにかと異性を味方につけて利用してきた『天性の悪女』。当然だが、男子寮の住人とも仲が良い。

座右の銘は『男の心は私のもの。私の心は私の…(略)』。実はとても臆病で慎重な性格。そのためか、小夜の本性を知るものは少ないが、ときどき黒発言が漏れたりすることも。

二年生。一応は生徒会に所属しているのだが、ほとんど顔を出していない幽霊役員。生徒会からも、あまり身内のように扱われていない。

主人公の美琴とはいとこで、男子寮のメンツとは幼なじみ。幼い頃、男子と混ざって遊んでいたことが多く、そのためか、やたらに勝気で男勝りな性格をしている。小夜の悪女っぷりに、男子と同様に弄ばれてしまうことも。

七王子学園生徒会の総務担当。三年生で、日本人の父とインド人の母を持つハーフ。

占いが得意らしく、頻繁に占星術やタロット占いを持ち出す。とにかく秘密が多いため、どんな異質なことであっても「サンドラなら何でもありなんだろう」と、周りからも好奇の目で見られている。

七王子学園生徒会の顧問。32歳、社会学担当の教員。

教師という地位から、生徒を見下しており、まるでゴミのように扱う。今回の事件にも、深く関わっているように見えるのだが！？